赤ちゃんペンギンの繁殖地での生活
コウテイペンギンの赤ちゃんの様子を繁殖地でとらえた映像です。
コウテイペンギンの赤ちゃんといえば、ピングーの妹ピンガちゃんのモデルですね。
色々と可愛い瞬間が収められていますが、お母さん(多分)の足の上に乗って一緒に歩く姿は「これ、人間もやるよな~。一緒だな~!」と思わせます。
私のコウテイペンギンに関する知識はもっぱら映画「皇帝ペンギン」によるところが大きいのですが、なかなかに良い映画でした。(第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。)
オスの取り合いでメス同士がペシッペシッと羽根で叩き合っているそばでオスは傍観しているだけとか、笑える部分や可愛い部分もありながら、過酷な極地方でものすごく過酷な子育てを行う姿を美しい映像で伝えています。
コウテイペンギンは冬の南極で繁殖活動をするのですが、その繁殖地は海からかなり離れた内陸にあるため、ペンギンたちは時には歩き、時には氷の上を滑りながら、1ヶ月ほどかけて繁殖地にたどり着きます。
海から離れるということは、餌を食べられなということを意味します。
うまくつがいになれた雌ペンギンは卵を一個だけ産みますが、卵を産み終えた母親ペンギンは、体力を回復させるために餌を求めて来た道を戻って海へ出ます。
コウテイペンギンの卵は孵るまで2ヶ月以上かかりますが、その間ひたすら父親ペンギンは卵を暖め続けます。
大切な卵を凍りついた地表に付けないように足の上に載せ、体で覆って暖め続け、時にはブリザードが吹きすさびマイナス60度以下にもなるという極寒の中、身を寄せ合ってひたすらパートナーの雌ペンギンの帰りを待ちます。
中には不注意で卵が凍ってしまう場合もあります。
それに気づかず温め続ける親ペンギンの姿を見ると、「もっとちゃんとしてれば良かったのに...」とか「もう暖めなくていいんだから、諦めて...」といった色んな感情が湧いてきます。
たとえ卵から赤ちゃんペンギンが生まれても、パートナーが赤ちゃんペンギンに与える分の餌をお腹にためて帰ってくるまで、父親の絶食状態は続きます。
パートナーが帰ってきて赤ちゃんペンギンが生まれたら、ようやく交代で餌を食べに海へ向かいますが、海へ辿り着く前に命が尽きるものもいます。
そんな大変な思いをしてたった一羽の子供を産み育てることを思うと、生まれてきた赤ちゃんの可愛さは格別です!
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