可愛い、モフりたい!自然界には存在しない(?)マーブルフォックス
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その他, キツネ ホッキョクギツネじゃない, マーブルフォックス, モフモフ
この動画に出てくるのは、生後8ヶ月のマーブルフォックスの「ミスティ(Misty)」ちゃん。
白い毛並に薄いグレーから黒の色が入っている様子が大理石っぽいということでマーブルなんですね。
マーブルフォックスは自然界には存在しないそうなんですが、それについては動画の後で触れたいと思います。
さて。
マーブルフォックスのミスティちゃん。
ほぼ左右対象に色が入っていて、美しい姿をしています。キツネですけど”美人”さんですね。
飼い主さんに飛びついたり、甘ガミをしたり、甘える姿が可愛いです。
毛並がフワフワでしっぽはモフモフで、これ以上のモフモフは無い!と言わんばかりにモフモフしています。
あぁ~、モフりたい~~っ!
では、マーブルフォックスについての説明を少々。
マーブルフォックス(Marble Fox)は、ノルウェーのギンギツネ牧場で1945年に初めて現れた突然変異が元であるという説があるようですが、あまり信憑性が無いようです。
ギンギツネ自体がアカギツネ(いわゆる普通のキツネ)から通常の遺伝的可能性として生まれてくることがある(”突然変異”はない)のですが、マーブルフォックスも同様にアカギツネから生まれる可能性がある色相の一種だと考えられています。
自然界ではアカギツネにマーブルフォックスのような珍しい色相の変化は起きないそうですが、たとえまれなことだとしても、アカギツネからマーブルフォックスが生まれる可能性があるのなら、人が飼育しているか自然界にいるのかは関係なくマーブルフォックスが生まれてくることがあってもおかしくないという気がするんですが...ここについて書かれたものはまだ見つけられなかったので、今のところは保留にしておきます。
上に書いたとおり、ギンギツネはアカギツネから生まれることがあるわけですが、ギンギツネだけを集めて家畜化し、人になれた品種を生み出すということも行われています。
マーブルフォックスの場合も、海外の個人売買サイトなどでマーブルフォックスが結構売られているのを見ると、専門のブリーダーがいるのではないかと思います。
マーブルフォックス(Marble Fox)は、”Arctic Marble Fox”(”Arctic”は”北極”の意)と呼ばれたりしますが、前述のとおり元々アカギツネであってホッキョクギツネではありません。
この間違いを犯しているケースは日本でもたまに見かけますが、海外ではもっと確信犯的で、体色が白ベースのキツネに対して一様に”Arctic”と付けていて、まるでホッキョクギツネだと言わんばかりです。
キツネ類を販売しているサイトの写真を見ましたが、”Arctic”として売られているキツネのどの写真を見ても本物のホッキョクギツネではありませんでした。
なんなんでしょうね、このいい加減さは。
ブリーダーだったら当然違いが分かっているはずですが、間違いであることを知っていながら、珍しさを強調して売るために”Arctic”と付けて売りだしていた結果、もはや習慣的に体色が白ベースのキツネはすべて”Arctic”扱いすることになってしまったんでしょうか。
本物のホッキョクギツネを買ったと思っている人にとっては、詐欺ですよね。
でも、売られているキツネたちに罪はないです。
だって、可愛いものは可愛いんですから!!
勘違いだったとしても、可愛がって欲しいですよね。
・・・
ホッキョクギツネは普通のキツネ以上に可愛い要素があるんですけれど、ホッキョクギツネに関しては、動画を紹介するときに普通のキツネとの違いを書きたいと思います。
ちなみに、飼い主さんはこの子を”Exotic Auction”で買ったそうです。
「珍しい動物専門のオークション」ですね。
この動画のコメントで、飼い主さんはミスティを”Marble Fox”と説明しています。
ミスティの飼い主さんは、マーブルフォックスがホッキョクギツネではないことをちゃんと分かっていらっしゃるようです。
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