透き通った白い花びらのような...ナニコレ?
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ウミウシ Frosted Sea Slug, アケボノウミウシ
白く縁どりされた半透明の花びらがたくさん付いているような、不思議だけどきれいな存在。
これ、何だか分かりますか?
動物ばかり扱うサイトなので、植物じゃないのは予想がつくと思います。
じゃあ植物みたいな動物だとしたら、ウミシダなのか?
いいえ、違うんです。
これはウミウシの仲間で、英語では Frosted Sea Slug (Frosted Nudibranch Dirona Albolineata) と呼ばれています。
このウミウシはアケボノウミウシ属の Dirona Albolineata という種類のウミウシなんですが、和名が見つかりませんでした。
日本ではこの色が白っぽいアケボノウミウシの仲間に対して、和名を付けて区別していないのかもしれません。
ちなみにアケボノウミウシで検索して見つかる画像は Frosted Sea Slug と同じような姿をしていますが、色がオレンジ色か黄色で、ヒラヒラの先端が白くなっていて、 Frosted Sea Slug よりちょっと可愛い色合いになっています。
ここで画像を検索する方にアドバイスです。
英語で検索する場合は、”frosted sea slug” で検索するよりも “dirona albolineata” で検索したほうがより多くの Frosted Sea Slug の画像が見つかります。
日本語でアケボノウミウシと検索すると、上で書いたようにオレンジ色か黄色でヒラヒラの先端が白いアケボノウミウシ科アケボノウミウシ属アケボノウミウシの画像がおもに見つかります。
このアケボノウミウシ科アケボノウミウシ属アケボノウミウシは、英語では Dirona Pellucida なんですが、”dirona pellucida” で検索すると、Frosted Sea Slug の画像が少し混ざって出てきます。
もしウミウシが好きなら、ネットで検索するのもいいですが、この写真集もいいですよ!
ウミウシが大好きな私は、2007年の発売当時、この本を買って大喜びしてました。
(2010年と2014年に続編(?)が出ているので、これらは記事の下にまとめておきます。)
...
さて。
本題の動画ですが、最初に見た時は、ライトに反射する体の光り具合や縁取りの白い部分が目立つせいで立体感を感じられなくて、2次元の絵が動いているように見えましたが、2回目以降は慣れて立体感を把握できました。
動物学の解説(英語)が付いていますが、音量が少々大きいので、うるさく感じる方は音量を絞るか音声をオフにしたほうがいいと思います。
ウミウシの人気が上がったのは、ここ10年以内のことでしょうか。
記憶では、テレビの人気番組できれいなウミウシが紹介されたことがあって、そこから徐々に人気が出てきたように思います。
とはいえ、先に紹介した本が2007年に出るまでは、ウミウシの写真集は存在しなかったので、いろんなウミウシを見たいと思ってもなかなか機会はありませんでした。
今ではいつでも写真集で見ることが出来るようになったので、ウミウシ好きの私にとってはうれしい限りです。
それでは、「ウミウシ―不思議ないきもの」の続編ともいうべき2冊の写真集を紹介しておきます。
いずれも同じ著者で、写真が本当にきれいです。
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